電気設備計算アシスタントの使い方

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アプリ内での計算方法は電気設備計算アシスタントの計算手法ページを参照してください。

単相は単相 2 線式、三相は三相 3 線式で計算しています。 数字の表示は四捨五入です。

ケーブル設計

計算条件を入力し、計算実行ボタンを押すと、計算結果が表示されます。 計算条件や計算結果は端末に一時保存されるので、アプリを閉じた後、次回起動時に再度表示されます。

計算条件の項目について

項目 内容 制限
負荷の相 負荷の相を選択 単相2線単相3線三相3線から選択
ケーブル種類 ケーブルの種類を選択 ドロップダウンメニューより選択
電気容量 電気容量を数値入力(小数可) 最大10桁まで入力可能
線間電圧 線間電圧を数値入力(小数可) 最大10桁まで入力可能
力率 力率を数値入力(小数可) 0から100まで入力可能
ケーブル長 ケーブルを敷設する2点間のケーブル長を数値入力(小数可) 最大10桁まで入力可能

電圧と電力は単位の変更(V, kV, W, kW, MW)が可能です。

計算結果の項目について

項目 内容 制限
電流 入力された条件から計算された線電流を表示 小数第1位まで
ケーブルサイズ 入力された条件から許容電流をもとにケーブルサイズを表示
電圧降下 入力された条件から計算された電圧降下を表示 小数第1位まで
電力損失 入力された条件から計算されたケーブルの電力損失を表示 小数第1位まで

選択されたケーブルの定格電圧以上の電圧を計算させると警告が出ます。

電線管設計

ケーブルの追加、ケーブル種類やサイズの変更、ケーブルの削除、電線管の種類の変更を行うと計算結果が表示されます。 計算条件や計算結果は端末に一時保存されるので、アプリを閉じた後、次回起動時に再度表示されます。

条件追加や変更について

アプリ内右下の+マークを押すとケーブルを追加することが出来ます。 追加されたケーブルはデフォルトで600V CV-2C 2sqなので、必要に応じてドロップダウンメニューから変更してください。

もし誤ってケーブルを追加した場合は、ケーブル名の右側にある-マークを押すと、そのケーブルを削除できます。

計算結果について

与えられた条件からケーブルの断面積の合計を計算し、内径断面積の**32%48%**以内に収まる電線管のサイズを選定します。 ケーブルを追加、変更、削除するたびに必要な電線管のサイズが変更されます。 電線管の選定は実際の設計に応じて行ってください。

電力計算

計算条件を入力し、計算実行ボタンを押すと、計算結果が表示されます。 計算条件や計算結果は端末に一時保存されるので、アプリを閉じた後、次回起動時に再度表示されます。

計算条件の項目について

項目 内容 制限
負荷の相 負荷の相を選択 単相2線単相3線三相3線から選択
線間電圧 線間電圧を数値入力(小数可) 最大10桁まで入力可能
電流 線電流を数値入力(小数可) 最大10桁まで入力可能
力率 力率を数値入力(小数可) 0から100まで入力可能

電圧は単位の変更(V, kV)が可能です。

計算結果の項目について

項目 内容 制限
皮相電力 入力された条件から計算された皮相電力を表示 小数第2位まで
有効電力 入力された条件から計算された有効電力を表示 小数第2位まで
無効電力 入力された条件から計算された無効電力を表示 小数第2位まで
sinφ 入力された条件から計算されたsinφを表示 小数第1位まで

電力は単位の変更(W, kW, MW)が可能です。

需要率計算

計算条件を入力し、計算実行ボタンを押すと、計算結果が表示されます。 計算条件や計算結果は端末に一時保存されるので、アプリを閉じた後、次回起動時に再度表示されます。

計算条件の項目について

項目 内容 制限
単位の接頭語 設備容量などの単位の接頭語を選択 -(単位なし)、k(10の3乗)、M(10の6乗)から選択
電力種類の選択 電力の種類(皮相電力、有効電力)を選択 VA(皮相電力)、W(有効電力)から選択
全設備容量 全ての設備の電気容量の合計値 最大10桁まで入力可能
最大需要電力 需要電力の最大値 最大10桁まで入力可能
負荷率計算の実施 負荷率の計算を行うか選択 チェックボックスが入っているとき、負荷率の計算を行う
平均需要電力 需要電力の平均値 最大10桁まで入力可能

計算結果の項目について

項目 内容 制限
需要率 入力された条件から計算された需要率を表示 小数第1位まで
負荷率 入力された条件から計算された負荷率を表示 小数第1位まで

配線管理

配線管理ではケーブル名称、ケーブル種類、出発点、到着点を設定することで、配線一覧表を作成することができます。 配線一覧表の表示では、ケーブルの絞り込みを行うことができるので、特定のケーブル種類や出発点、到着点を選択することで、条件に合う配線だけを表示できます。

配線の新規作成を行う場合は右下の+ボタンを押してください。

配線項目の作成について

配線の新規作成するときの記載項目は以下の通りです。

項目 内容
ケーブル名称 ケーブルの名称を30文字以内で設定。他のケーブル名称と重複可能
ケーブル種類 ケーブルの種類をドロップダウンメニューから選択
出発点 ケーブルの出発点を30文字以内で設定。例)A制御盤
到着点 ケーブルの到着点を30文字以内で設定。例)B制御盤
備考 コメントがあれば300文字以内で記載可能

設定について

設定できる項目は以下の通りです。

項目 内容
ダークモード ライトモード(明るい画面)とダークモード(暗い画面)の設定を変更
計算データの削除 端末に一時保存された計算条件と結果のデータを削除

屋外使用時はライトモード、比較的暗い場所での使用時はダークモードの使用をおすすめします。

データの削除はアップデートでの表示不具合発生時などに端末内の一時保存データを削除します。

About ページ

アプリの利用規約、プライバシーポリシー、使い方、フィードバックのリンクやオープンソースライセンスを表示します。

既知の不具合

ケーブル設計と電力計算において、電圧などの数値の変更を行ったあと、相や単位を変更すると、変更したはずの数値がもとに戻ります。 現在、対応中です。